九度山の富有柿

恵まれた地質と気候

柿の木オーナー制度九度山町は、三波川層が東西に走り、それに御荷鉾層(みかぶそう)と秩父古生層(ちちぶこせいそう)が入り組んで不規則な地層分布となっています。
これらの地質は、保水があるため日照にも耐えられ、また、土が肥えているため根が十分に伸びるなど柿栽培に適しています。その上、当町は冬も暖かく、雨量は年平均1,500mmで温暖地果樹の栽培に適しているといわれています。
収穫時期の11月に霜が降りると、一段と紅色の皮質となり糖度も増してきます。
このように豊かな自然の恵みを受けながら生産される富有柿は、品質が優れて味がよく、姿が整って美しく、日持ちがよいので、「日本一の富有柿」と評価を得ています。

柿の木オーナー制度

日本一と言われる理由

九度山の富有柿が日本一と言われる理由に次の4つがあげられます。

その1

清流紀の川の水の流れが上昇気流となり、高野山麓から繰り出す冷気と相交わってたなびく雲海を造り、日中と夜間の温度差を自然の力で作り出す気候風土と環境の良さは、他の生産地には真似のできない立地条件にあります。

その2

地形は、朝日の出る東の方は開け、かたや西の方は大きくて壮大な雨引山に囲まれている丘陵地に位置し、朝から夕方までの日照時間が長いため、熟度・糖度が上がります。

その3

九度山周辺は、本州最古の地層三波川層が東西に走り、それに御荷鉾層(みかぶそう)と秩父古生層が入り組んでいます。この三波川層は表土が深く粘質で、非常に土壌が良いため、この地帯から生産される柿は品質が優れて味がよく、姿が整って美しく日持ちが良くなります。

その4

九度山の柿生産農家は皆勤勉で、柿を愛情たっぷりに慈しみ、真心を込めて育てあげた果実は姿・色・味良しの三拍子揃った絶品です。

当町における柿栽培の歴史

富有柿が当町で初めて植えられたのが、1907年(明治40年)下古沢地区であると言われています。また、一方で1910年(明治43年)に兵庫県明石農業試験場から苗木を取り寄せ、九度山の広良(ひろら)地区に試みに植えられました。
平核無柿は、1925年(大正14年)に河根(かね)地区に苗木が植えられたのが最初で、この木は今も大きく育っています。


柿の木オーナー制度(現在、休止中)

九度山町の富有柿は、水と緑と太陽の自然環境に恵まれた地で育った日本一の品質を誇っています。
この「日本一の富有柿」を直接収穫していただき、召し上がっていただくものです。

価格

1本28,000円となります。1本の木で約200個の富有柿が収穫できます。個人に限らずグループでもご購入いただけます。 災害等の場合は、産地価格相当分を保証いたします。
申込み後のキャンセルにつきましては10月末日までにお願いいたします。申し訳ありませんが、11月以降のキャンセルにつきましてはキャンセル料1万円を申し受けます。

募集・収穫時期

柿の木オーナーの募集期間は毎年6月15日~8月15日となっております。ただし、予定本数受付次第、締め切らせていただきます。
柿の収穫時期につきましては11月上旬~下旬となります。気候により若干前後することがあります。ご都合の良い時にお越し下さい。なお、収穫に来ることができない方につきましてはこちらで収穫後、発送させていただくことも可能です。
選木会につきましては9月上旬の日曜日に実施します。(事前にご案内いたします。)

選木会

現地柿園をご覧いただき、ご自分の柿の木を選んでいただくものです。選んでいただいた木には名札を下げさせていただきます。
ご欠席の場合は、こちらで柿の木を選定させていただきます。

申込み・お問い合わせ先

(一財)九度山町柿の里振興公社 九度山町柿の木オーナー推進会
〒648-0161
和歌山県伊都郡九度山町入郷5-5
TEL:0736-54-9966
FAX:0736-54-9970
kaki@kaki-kudoyama.com