事業計画書

(平成29年4月1日から平成30年3月31日まで)
我が国の経済は、雇用・所得環境の改善にみられるように好循環が広がりつつある中で、2016年前半の新興国経済等の海外経済の弱さや資源価格の低下等の動きが一服したこと等により、企業の業況観も改善をみせ、生産面を中心に緩やかな回復基調が続いています。しかし、企業の設備投資や個人消費といった支出面への波及はまだ十分ではなく、また、物価についても国内の賃金上昇による押上げ効果を輸入品の価格押下げ効果が相殺し、横ばいの動きが続いています。景気については、一部に改善の遅れもみられますが、緩やかな回復基調が続いています。内閣府が発表した平成29年2月の月例経済報告によると、「先行きについては、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待される。ただし、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要がある。」と指摘しています。
さて、昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」放送により九度山町の知名度が上がり、当町を訪れる観光客が飛躍的に増加して、本公社が運営をしている道の駅「柿の郷くどやま」や「そば処幸村庵」などにおいて、連日大勢のお客様にご利用いただきました。今後も県内外からご来町いただきます方々に、おもてなしの心で接することができるよう、公社が運営している施設の環境を充実して参ります。
このことを踏まえ、平成29年度の公社の事業においては、公社の設立目的であります町の振興計画に沿って取り組むとともに、道の駅事業、そば事業及びベーカリー事業の安定的な経営に努め、当町の特産品であります富有柿などの販路拡大に引き続き努め、町の豊富な観光資源を活用して観光客の誘致に積極的に取り組み、町の活性化を図る目的で、昨年度に引き続き次の事業に取り組んで参ります。

史跡及び名勝、地域の特性を活用した観光事業

恵まれた豊富な歴史文化を活かした観光客の誘致

  1. 真田まつり、大収穫祭IN九度山並びにその他イベント等において宣伝及び物販を行う。
  2. 九度山・真田ミュージアムを中心としたまちなかエリア、高野山町石道を中心とした世界遺産エリア並びに玉川峡を中心とした自然体験エリアなどを新聞、ラジオやインターネットを活用して広く情報提供し、PRに努めるとともに、関係団体との連携を図りながら、まちづくりの活動に積極的に関与する。
  3. 県、町、関係機関と連絡調整をし、観光に関するまちづくり事業に積極的に関与する。

観光農業の振興

柿の木オーナー事業を推進し、宣伝活動により新たなオーナーを獲得する。

特産品の利活用並びに新たな特産品の創出事業

そば事業の振興

「そば処幸村庵」を中心に「食」としてのそばの提供、そば体験教室の開催などにより、紀州九度山真田そばの周知をさらに進める。また、引き続きそば職人の確保及び育成を行う。そして、そば処幸村庵の改修や拡張などを行うことにより利用客の満足度向上を図り、そばを町の産業として定着させるべくさらに努力する。

新たな土産物の創出

地元特産品の宣伝はもちろんのこと、現在商品化している商品の販売ルートの拡大に努める。

特産品の販路拡大のための宣伝並びに販売事業

ふるさと産品直売所の運営について

柿収穫期における期間営業を行い、地元特産品である富有柿を中心に、その他の地元農産物等の販売促進を行う。富有柿については、農家からの直送柿などブランド柿の更なる販売拡大を図り、さらに新規顧客の開拓に努める。

農林総合研修センターの運営について

清流玉川峡での情報発信をはじめ、地元特産品の販売や軽食・休憩スペースの提供等キャンプ客や釣り客の需要を確保する。

道の駅の運営について

直売部門では、おみやげ館における販売促進を行う。また、飲食提供部門においては、ベーカリーカフェ「パーシモン」で新規商品の開発に努め、焼きたてパンや季節の果実を使った商品の販売拡大により収益を上げることを目標とする。その他、世界遺産情報センター、体験研修施設やアミューズメント広場等の施設管理を行い、来場者に満足していただけるようサービス向上に努める。現在公社が運営している「おみやげ館」については、当町における観光客等の多様なニーズに応えるべく、当初営業予定期間を延長して今年度も当面の間引き続き営業を継続し、おみやげ館閉店後のお土産品等の販売方法について検討を進めていく。さらに県内の道の駅との交流事業を引き続き行い、それぞれの特産品を相互に販売することにより交流を深めていく。また、姉妹駅である石川県志賀町にある道の駅「ころ柿の里しか」との物販交流を引き続き実施し、お互いに農産物の販売拡大を進めていく。

頒布事業について

日本郵便局㈱備付けのカタログ「ふるさと小包」(㈱郵便局物販サービス取扱)に「九度山町の富有柿」として掲載し産直販売を行う。また、公社独自の顧客獲得のためパンフレットの配布やインターネット販売による販路拡大に努めるとともに、行政、JA、生産者と協力しながら、国内外への新たな販路の開拓も検討する。

各種イベントや展示会への参加について

国、県や公共機関等が開催する展示即売会に可能な限り参加し、地元産品のPRに努める。

公共施設の管理運営受託について

九度山町の管理条例に基づき、農林総合研修センター及び松山常次郎記念館の適切な管理運営を行い、目的達成に努める。また、道の駅「柿の郷くどやま」においては、指定管理者としてその施設管理及び当施設内のベーカリーカフェの安定的な運営に努める。さらに、九度山・真田ミュージアム内のカフェ・ショップエリアの管理運営業務を受託し、ミュージアムの来館者の利便性及び地域住民の交流を促進する。