事業報告書
(令和5年4月1日から令和6年3月31日まで)
事業の概要
国内の経済動向について、内閣府による月例経済報告によると「景気は、このところ足踏みもみられるが、緩やかに回復している。先行きについては、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待される。ただし、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念など、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっている。また、物価上昇、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要がある。さらに、令和6年能登半島地震の経済に与える影響に十分留意する必要がある。」となっています。
さて、当公社が運営しております「そば処幸村庵」、「道の駅柿の郷くどやま」及び「ふるさと産品直売所」などにおきまして、本町を訪れる観光客などに多数ご利用いただいており、当公社としましては、町の活性化に寄与すべく各種事業に取り組んで参りました。
当期の各種事業における業績につきましては、次のとおりであります。
はじめに、体験事業の柿の木オーナー事業につきましては、常連顧客へのPR及び新規顧客の獲得に努め、38本の契約をいただきましたが、雹害により中止・返金となりました。
次に、地元産品の販路拡大事業の直売所事業につきましては、来店者数2,600名、売上額は17,695千円であり、前年度に比べ147万円の減収となりました。
また、頒布事業につきましては、姉妹都市提携を結んでいる長野県上田市で開催された紅葉まつりや、そば祭りで富有柿の販売をさせていただくなど、販路の拡大に努めました。
続いて、さえもん事業につきましては、来店者数827名、売上額788千円となっております。
宣伝普及事業につきましては、九度山・真田ミュージアムを中心としたまちなかエリア、慈尊院を中心とした世界遺産エリア、並びに玉川峡を中心とした自然体験エリアなどのPRに努めるとともに、5月4日・5日開催の「真田まつり」及び11月11日・12日開催の大収穫祭IN九度山において多くの観光客に九度山町をPRすることができました。
次に、記念館事業につきましては、松山常次郎記念館に年間518名の入館者があり、グッズ売上は9千円となっております。
そば事業につきましては、27,785名の来店者があり、売上額は、44,633千円と前年度に比べ118千円の増収となりました。
また、ミュージアム事業では、九度山・真田ミュージアムカフェショップエリアに3,732名の来店があり、売上額は、6,197千円となっております。
道の駅全体では、多くのお客様に来ていただいており、各店舗のレジ通過者数は261千名の来場者を記録しています。
以上が当期の業績で、今後とも各部門の経営状況を精査し、安定した経営に努めてまいります。
令和6年5月16日
一般財団法人 九度山町柿の里振興公社
理事長 三 浦 和 德